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ドイツ

 

温室効果ガス削減と省エネ対策はきめ細かい配慮で

ドイツ工場新社屋の建設にあたっては、設計段階から環境保護に対する配慮がなされています。2009年に新設された研究室には熱回収システムを取り入れた換気装置が設置され、省エネ対策への道を大きく開くものとなりました。

この換気装置にはCO2排出量を削減する排気フィルターが採用され、定期的に交換しています。フィルターの汚れは自動的に監視され、交換時期が来る前に汚れがたまった場合は警報音が鳴って、すぐにフィルターを交換する仕組みになっています。

また、1999年以降の建設物についても、換気装置の設置が完了しています。さらに冷却設備においても、再循環空気を利用した省エネ型の換気システムが実現可能となっています。

万全の対策とシステムで土壌・水質汚染防止を強化

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汚染防止のための非常用シャッターと防水コーディングされた床で有害物質の流出をシャットアウト
汚染防止のための非常用シャッターと防水コーディングされた床で有害物質の流出をシャットアウト。

土壌・水質汚染を防止、もしくはその影響を最小限に抑えるため、さまざまな技術を採用することによって最高レベルの安全対策を実現しています。

有害物質の使用または保管に関わる製造・保管エリアには、サンプ(濾過槽)が設置されています。床には腐食性物質に耐性のある特別な水漏れ防止コーティングが施され、腐食性物質が土壌に溶け出すのを防ぎます。有害な液体が漏れ出した場合に備えて、扉や門には手動式の非常用シャッターが設置されています。シャッターを閉めることにより、ほかのエリアへの汚染を防止することができるのです。万が一、少量の有害物質がこぼれた場合は、各エリアに用意されている吸収剤で拭き取ります。また、流出した有毒物質が公共の下水管や下水処理場に流れ込むことのないよう、配水管には遮断装置が設置されています。

火災発生時にもこの遮断装置が働き、消火に使われた水や消火薬剤の泡が下水や土壌に漏れ出すのを防ぎます。

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熱回収システムのための換気装置が設置された新社屋の屋上
熱回収システムのための換気装置が設置された新社屋の屋上。

 

廃棄物はこまかく分別しています

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廃棄物はこまかく分別しています

工場敷地内にごみの集積所を設置しています。工場から出たごみは分別して収集箱にまとめ、専門業者が処理します。最終的なリサイクル率は8割以上です。また、日頃からごみを出さない努力も欠かせません。

コンテナ洗浄装置を導入しました

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コンテナ洗浄装置を導入しました

これまでコンテナの洗浄には大量の水を使わざるを得ませんでした。この装置は洗浄工程が3段階に分かれていて、3段階目に使ったすすぎの水を次のコンテナの最初の洗浄水として再利用しています。

地域の活動に積極的に参加し、CSRを推進しています

社会的責任を担う一企業として、ボランティア消防団をはじめとする地域の救急活動に参加する社員への支援を行っています。こうした社員は消火訓練や救助活動に参加する場合、職務を免除されます。また、その専門知識を生かして危険回避や救急処置に関する計画策定にも参画しています。
環境負荷削減活動の推進と併せて、地域との共生にも前向きに取り組んでいきます。