「高砂安全の日」 Takasago Safety Day 2022

 

2022年4月10日、“2013年に発生した火災事故を二度と起こさない”と誓い制定した「安全の日」は9回目を迎えました。


2022年の4月10日は日曜日となるため、国内外高砂香料グループ各社が参加する「安全の日」の行事は4月8日(金)に実施しました。コロナ禍における高砂安全の日も今年で3回目となりましたが、2020年、2021年と同様に十分な感染防止対策を取りつつ、事故の記憶を風化させることなく、「安全」に対する意識の再確認と知識の向上を図るために、教育・訓練を実施しました。


2022年のテーマは「労働災害ゼロに向けたコミュニケーションの強化」でした。テーマ設定にあたり、まず2021年に発生した事故・労働災害を振り返りました。その結果、その業務に従事し始めてから日の浅い作業者への教育不足や理解度の確認不足、業務遂行における作業者間での意思疎通の不足等、コミュニケーションに関連する要因が多く挙げられました。これらをふまえ、生産拠点に限らず、どのような職場でも、情報の連携不足、伝達漏れ、確認の誤り、思い込みによる小さな誤解等が大きな事故や労働災害につながる可能性があるのだということを理解し、より一層のコミュニケーションの強化を図ることが必要であると考え、2022年の高砂安全の日のテーマを設定しました。


各拠点では、例年通りのコアタイムのプログラムに加え、このテーマに沿った訓練をこれまで以上に創意工夫を凝らして企画・実施しました。たとえば、消火訓練において、事前に火元となる場所や怪我人の有無を知らせずに、その場で確認を取りながら対応していく訓練や、部署をふたつに分け、一方がその部署において過去に発生した事故とその対策について説明を行い、もう一方がその説明に対し質問をし、状況を正しく把握できるか意見交換を行う訓練等、非常に有意義な訓練となりました。


「労働災害」と「コミュニケーション」はあまり関係がないのではないかという意見もありましたが、実際に訓練を行った結果、多くの参加者から「コミュニケーションの重要性を再認識した」という意見が上がり、日頃からコミュニケーションの重要性を意識した安全活動を進めていこうと思いを新たにした日となりました。

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20%_安全の日_高砂ケミカル
高砂ケミカル
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50%_安全の日_平塚工場
平塚工場