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環境

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Environment 環境
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社内での照明器具の廃棄

自社内での照明器具の廃棄は、有害な水銀を含む蛍光灯を無害な廃棄物へと転換する工程と、破壊処理で生じる廃棄物を100%リサイクルするという工程に分かれています。

使用されているのは「パパランプ」と呼ばれる装置。これは容量200リットルの金属ドラムで、電球を入れる管がついています。ここに電球を入れると電気モーターが作動し、ドラムに入るまでの間に電球を粉砕します。
これにより電球を構成している重金属(ガラスとアルミニウム)はドラムの底にたまり、粉末状になったリン、ガラスの微粒子および水銀蒸気はドラム内で浮遊状態となり、マニホールド(連結管)を通って外側がセルロース・ベースの2枚の特殊なフィルタによって適切に保護されている吸引ユニットに直接吸引されます。

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庭から出る植物廃棄物の堆肥化

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庭から出る植物廃棄物の堆肥化

高砂ブラジルでは刈り取った芝、落ち葉や木の枝といった植物廃棄物の堆肥化を、外注の専門業者に任せることにいたしました。この措置により埋立地に運ばれる廃棄物は毎年約60トン(生じる廃棄物の約30%)も削減されており、自然資源の行き過ぎた開発の抑制と、廃棄物処理で生じる排出ガスの削減につながっています。これは堆肥化で得られた化合物や有機肥料を土に戻すことによって生産チェーンに再び組み込むことができ、また化学肥料の使用を削減できるからです。

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庭から出る植物廃棄物の堆肥化
現地で刈り取った芝、
落ち葉や木の枝を貯蔵している容器

肥料化は、動物や野菜の残材といった有機物を分解する生物学的処理です。これは(残飯や剪定された植物に含まれている)空気と水を利用する好気的処理なので、農学的に適切な管理を行えば、地下水や大気を汚染する物質を生成することはありません。

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高砂ブラジルの植樹祭

高砂ブラジルの植樹祭

ブラジルでは植樹祭が祝われ、通常、全国規模で多くの環境関連活動が行われます。高砂ブラジルはこの日を記念して、現地のNGO、Itacolomiの生徒と共に、この国原産の樹木の苗木30本を植樹しました。

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高砂ブラジルの植樹祭

生徒たちは、高砂ブラジルがISO14001認証取得のプロセスで実施した環境関連の活動やその環境への影響についての講義にも参加しました。

高砂ブラジルのメインエントランスには、9種類の樹木が植樹されました。これは植樹に参加した多くの従業員にとっての楽しい思い出となるだけでなく、次世代への指針となることでしょう。

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クイズ – 持続可能性のための教育

クイズ – 持続可能性のための教育

EHS研修の一環として、年初には「ゴミ収集」をテーマに、チームで争うクイズ形式の双方向型ゲーム大会が行われました。

この楽しいひと時は、グループ間での体験の交換を通じて、それぞれの行動や現実的かつ実用的なやり方を促す、個人の経験を大事にする、地域での活動を通して全体的な考え方を強くしていくなど、サステナビリティの3つの柱 ―経済、社会、環境― に関する討論に生かされました。

クイズで扱った概念:

固形廃棄物、意識的な消費 - 4R(削減、リサイクル、再利用、再考)の実践、分別収集、個人および収集の責任

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クイズ – 持続可能性のための教育
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クイズ – 持続可能性のための教育

廃棄物の一時保管

廃棄物一時保管庫は、リサイクルされる廃棄物(紙、段ボール、プラスチック、ガラス、金属、パレットおよび空のドラム缶)を一時的に保管し、再生処理や最終処分に送られるまで、汚染から保護するも目的で、2013年末に完成しました。

廃棄物を1カ所にまとめることで、再利用やリサイクルの効率を最大限にし、埋立地で処分するゴミの量の削減を可能にしています。

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廃棄物の一時保管
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廃棄物の一時保管
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高効率の廃水処理プラント

高効率の廃水処理プラント

高砂ブラジルの廃水はすべて廃水処理プラントへ集められます。この廃水の残渣物には生分解性の有機物が含まれるため、2次レベルの浄化システムには標準活性汚泥法を採用しています。運営管理と分析による監視により、有機負荷の除去率は常に90%を超えています。

現在、河川には毎年3500万リットル以上の廃水が排出されていますが、前述の処理によりこの廃水はブラジルの法律で定められたパラメータのすべての値を満たしています。

労働衛生

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労働衛生

健康産業プログラム

健康産業プログラムは、働く人々の健康状態とライフスタイルを診断することで、欠勤を減らし、従業員の生活の質を改善するためにどのような措置を取るべきか、その方策を見つける一助となっています。

高砂ブラジルでは丸一日をかけ、すべての従業員に医師と歯科医が診断を行い、この結果に基づいて人事部が取るべき対策とその優先順位を決定します。その対策の1つが「サーキット・ヘルス」で、前述の診断結果に基づいて、生活の質を高めるために従業員に安全で健康的なライフスタイルを送るようになってもらうことを目的としています。

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インフルエンザのワクチン接種

インフルエンザは、冬季に多くの人々に影響を与え、深刻な事態を引き起こす危険性があります。高砂ブラジルではインフルエンザによる合併症の危険を軽減するための方針に沿い、従業員へワクチン接種を実施しました。

社会的責任

若者の実習プログラム

高砂ブラジルでは、若者たちに労働市場への訓練や心構え、慣れを与える目的で高砂ヴィニェードのサイト近くにあるコミュニティで、NGO のItacolomi と協力して若者の実習プログラムを実施しました。

この社会支援プログラムでItacolomi は、15~18才を対象に芸術、文化および社会的教育活動を行います。これは「共に生き、家族とコミュニティのつながりを強化する」ためのサービスで、初等学校を補完し、このプログラムに参加する若者に初めての仕事を与えることで、彼らの家族に副収入を提供することを目指しています。

若年雇用特別契約は、18カ月未満の期間限定で、その半分はItacolomi の学校で理論的な学習を行う期間であり、残りの半分はその知識を毎日の労働で生かすための高砂ブラジルでの実習期間になっています。

環境およびコミュニティ活動に関するTBRの次の目標は、以下のとおりです。

  • 埋立地へのゴミ廃棄をさらに削減するための措置 – 現在は約20%
  • 若者の学習プログラムを通じた地域コミュニティとの結び付きの強化
  • 生産現場およびオフィスでの通常の電球からLED電球への変更