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アジアで初めて米国化学会「歴史的化学論文大賞」を受賞しました

 名古屋大学、分子科学研究所および当社が1987年に発表した不斉触媒反応に関する論文及び 京都大学のフロンティア電子理論に関する論文が、2021年米国化学会「歴史的化学論文大賞(Citations for Chemical Breakthrough)」に選出されました。この賞は、18世紀後半以降の自然科学研究における膨大な数の論文の中から、人類の発展に著しく貢献した歴史的な化学論文が選定され、その研究が行われた研究機関を顕彰するもので、米国化学会が2006年に設立したきわめて特色ある賞です。
 

 これまで、アボガドロの分子説に関する論文(1811年)、パスツールの光学活性体の発見に関する論文(1848年)、メンデレーエフの元素の周期律に関する論文(1869年)、キュリー夫妻の放射性元素発見に関する論文(1898年)、ワトソンとクリックのDNA二重螺旋に関する論文(1953年)など、画期的な約80篇の論文が選出され、歴史を塗り替えた研究の現場として、それぞれの研究機関が顕彰されてきました。同顕彰の中で、アジアの研究機関が受賞対象となるのは今回が初めてのことです。詳細は下記ご参照下さい。
 

Citations for Chemical Breakthroughs - 2021 Awardees (illinois.edu)