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プロヴァンス産ラバンジン グロッソ の特別な旅

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市場価格の変動を抑えることは、生産者とお客様にメリットをもたらします

「プロヴァンス地方のシンボルであり、ファインフレグランス、化粧品、ボディケア、ホームケアに最も広く使用されている素材のひとつであるラバンジン グロッソは、ほぼフランスでしか栽培されておらず、正確な代替品はありません。ここ数年、市場は非常に不安定で、需要と供給のバランスが崩れ続けていました。私たちの目的は、供給と価格の好ましくない極端な変動を抑えることで、この分野をサポートすることでした」と、高砂香料グループの戦略的調達イニシアチブの責任者であるステファン・ズワンスは、説明しています。

パリ、2020年7月28日

プロヴァンス産ラバンジン グロッソの特別な旅

今後10年に及ぶ「ファーム トゥ フレグランス」によるラバンジン供給の契約を締結

2020年に創業100周年を迎えた高砂香料工業は、歴史的に天然香料を農場から持続可能な形で調達することに取り組んでいます。
2020年7月2日、高砂香料は SCA3P(プロヴァンス香料植物協同組合)と、同協同組合が生産するラバンジン グロッソのエッセンシャルオイル(精油)の購買に関する協定を締結しました。
この長期契約は、ラバンジンのライフサイクル全体を考慮したもので、初めての試みです。
SCA3Pからのラバンジン グロッソの精油は、今後10年間にわたり、安定してバランスのとれた価格で供給されることになりました。

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供給者と購入者が直接つながることで、生産者の収入が向上するとともに、安定した収入が保証されることになります。SCA3Pのディレクターであるミシェル・クロースは、「当協同組合のメンバーは、長期的な計画を立て、新しい設備に投資し、活動を拡大し、農地を再生し、より高収量で耐性のある品種の開発に取り組むことができるようになります。歴史的にラバンジン グロッソが栽培されてきたアルプ ド オート プロヴァンスとヴォークリューズ地方の230の生産者を束ねる協同組合が、この協定により今後も存続できるでしょう」と述べています。

天然香料を源流から調達するためのグローバル戦略「 TaSuKI

高砂香料はプロヴァンス香料植物協同組合などのサプライヤーを支援することで、ラバンジン精油の安定した調達先を確保し、生産者との間で適正な価格で取引をしています。このことは、生産者とお客様の双方に利益をもたらします。
長い期間にわたる緊密な協力関係によって、市場予測や気候変動の影響を受ける不安定な状況下でも、安定した供給が保証されるからです。

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こうした取り組みは、お客様と消費者の求める、トレーサビリティー、透明性、倫理的な調達に加え、商業上および環境上のベストプラクティスに適うものです。
これらの取り組みは、天然由来の原材料を調達するためのグローバル戦略 TaSuKI の一環として行われています。これにより、高砂香料では責任ある調達戦略をソースからバリューチェーンに沿って管理しています。
その目的は、持続可能な供給を確保するため、地域の生産者とそのコミュニティを支援し環境への負荷を低減することです。

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責任ある調達、農場から直接私たちのもとへ

高砂香料は TaSuKI の一環として、現地での直接調達と一次加工をさらに進めています。
世界のさまざまな地域で調達活動を展開しており、その例として、40年前から始まったインドネシアのパチュリオイルと2012年から始まったマダガスカルのバニラがあります。
最近では、フロリダのグレープフルーツ生産者との長期にわたるプログラムを実施しました。
「脆弱で不安定な他のサプライチェーンを保護・支援するために、私たちはこのようなアプローチを展開していくことをめざしています」と、ステファン・ズワンスは述べています。
生産者との関係強化と責任ある調達の好循環により、 TaSuKI はお客様と公共社会の要望に応える、包括的で効果的な手段になっています。
プロヴァンスの伝統的な農産物を長期的に支援することは、世界中のビジネス・パートナーとの公正で信頼できる関係を構築するという高砂香料のポリシーの具現化でもあるのです。

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