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BBBに論文が掲載されました。

高砂香料工業は、日本農芸化学会の英文誌Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry"The characteristic smell emitted from two scale insects, Ceroplastes japonicus and Ceroplastes rubens"のタイトルで、論文を発表しました。

 

Biosci. Biotechnol. Biochem. 84, (8) 1541-1545 (2020)

 

https://doi.org/10.1080/09168451.2020.1763156


カイガラムシは、カメムシ目ヨコバイ亜目腹吻群カイガラムシ上科に分類される昆虫の総称で、様々な果樹や樹木に被害を与える害虫として知られています。雌の体を潰すと甘酸っぱい芳香を放つため、この特徴香気に着目してルビーロウムシとツノロウカイガラムシの2種類のカイガラムシについて、溶剤抽出法により香気成分を分析しました。主成分は、セスキテルペンやジテルペンでしたが、甘い芳香を示す成分としてγ-decalactonesotolonを同定しました。本研究は徳島文理大学薬学部の浅川義範教授と共同で実施しました。

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