1. 経営⽅針
1) 会社のビジョン
当社グループは、2020年に創業100周年を迎え、101年目となる本年度より、創業以来の企業理念である「技術立脚の精神に則り社会に貢献する」を創業精神と位置づけ、新たな企業理念として、これまでの100年で先人たちが培ってきた「高砂らしさ」を取り入れた「香りを原点とする革新的な技術を通して、新しい価値を創造し続ける」を定めました。 また、20年後の2040年に「ありたい姿」としてVision 2040を定めました。 Vision 2040では、当社グループは「人にやさしく、環境にやさしく」あるとともに、
- 多様な価値観を尊重する
- 自然と共生し、人々の生活に彩りを与える
- 夢と誇りを持って未知の世界へ挑戦する
- 常に高い技術を追求する、かけがえのない会社
であることをめざしていきます。
2) 経営計画
当社グループは、Vision 2040で定めた「ありたい姿」に近づくため、中期経営計画「New Global Plan-1【NGP-1】」を2021年度から2023年度にかけて実施していきます。 NGP-1においては、成長著しい新興市場を中心とする海外市場において、より一層の成長を促進すること、日本国内の利益の改善に努めること、グローバル全体でのサステナビリティの推進を図ること、を「3つの基本方針」としております。 そのため、先の中期経営計画「One-T」の基本方針である5項目をNGP-1でも「5つの柱」と位置づけ、これら基本方針、柱に沿ってグループ横断的に取り組むべき「7つの重点課題」を定めました。 「7つの重点課題」の達成のため、海外拠点の連携強化、生産能力の増強と効率化、日本を中心とした研究開発機能の充実、を図るとともに、One-Takasagoとしてグループ一丸での目的の共有、推進のため、リーダーシップの一層の発揮およびグローバルでのコミュニケーションの強化による従業員のモチベーションの向上に努めてまいります。
2. 中期経営計画の概要
New Global Plan-1【NGP-1】 2021-2023年度
●3つの基本方針
- 海外の成長促進
- 国内の利益改善
- サステナビリティの推進
●5つの柱
- 人材開発
- 事業成長戦略推進
- 顧客満足度向上
- 利益体質改善
- 技術革新
●7つの重点課題
- グローバル経営基盤の整備
- 海外拠点の事業部門強化のための仕組み作り
- 合成事業生産体制の再構築
- FL・FR製品生産効率性の追求
- 海外拠点と日本を繋ぐ安定した人材の開発
- 先端科学による競争力のある技術の創成
- SDGsへの貢献を意識した製品の開発