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物流

高砂香料グループでは、物流の指針として、持続可能な社会の実現を掲げる企業憲章の行動規範に則り、「コーポレート物流ポリシー」を定めています。

コーポレート物流ポリシー

  • 安全・安心・安定した製品の輸送および保管体制を堅持し、お客様に対する供給責任を果たします。
  • 物流システムの改善による効率的な物流を常に追求します。
  • 法令遵守を徹底するとともに、人権を尊重し、地球環境にやさしい物流活動を推進します。

輸配送の効率化

事業活動に伴う間接排出(Scope 3)における輸送・配送(上流)について、物流の効率化による環境負荷低減に努めています。複数の生産工場から製品を積み込み、倉庫へまとめ輸送を行うトラックについては、集荷日の調整や積載効率の改善により車両数の削減に取り組んでいます。また、配送先による出荷拠点の見直しなど、長距離輸送の削減にも取り組んでいます。

IT活用による業務改善

紙で運用、保管していた帳票類をITシステム、デジタルツールの活用によりペーパレス化を進めています。
平塚配送センターでは、新しい倉庫管理システムの稼働とともに、出荷情報を運送会社のシステムと連携する仕組みとすることで、データによる貨物追跡が容易になりました。

持続可能な物流に向けて

物流分野において人手不足など深刻な問題となっており労働時間の規制など法的是正が進められています。持続可能な物流を確保するためには、荷主企業も含めたサプライチェーン全体で生産性向上に取り組むことが必要です。
当社では今後の業務改善に役立てるため、物流会社の関係者を招き勉強会を開催し、情報共有、意見交換を行っています。

廃棄物処理の法令遵守

産業廃棄物処理に関わる法令遵守を徹底するために、廃棄物の運搬・処理の流れをデータで管理する電子マニフェストシステムを活用してトレーサビリティを確保しています。
また、適正な廃棄物処理を実施するべく、優良事業者として認定された会社との委託契約を優先して行い、定期的に委託先の処理施設を現地訪問して、その処理状況を確認しています。

リサイクルへの配慮

輸出など一部の出荷ではリサイクルパレットを使用しています。不要となった梱包資材は、許認可を受けた処分業者により分別収集され、リサイクルされています。

リサイクル・再生可能な原材料とパッケージ

高砂香料グループでは、2022年に使用した原材料のうち、再生可能なものの割合は50.0%(2021年は45.4%)でした
当社では、安全規制の関係上、製品に触れる容器には再生材を使用していません。このため、リサイクルパレットを使用しているのは一部の保管場所のみとなっています。段ボール包装やスチールドラムには再生材(古紙やスチール材)を使用しています。また、中間バルクコンテナ IBC(Intermediate Bulk Container)、スチールドラム、パレットについても安全上のリスクが見込まれない限り、再利用を進めています。


例えば、Takasago International (India) Pvt. Ltd.は、2,300本の空の原料樽をリサイクルのために許可された業者に送付しています。また、Takasago International Corp.(U.S.A.)では、193ケースの再生紙を使用し、232個のインクカートリッジをリサイクルし、14,700枚の名刺を購入しました。このように、再資源化可能な素材や包装は合理的に活用し、包装や素材の安全性を確保することで、環境負荷の低減を図っています。

※ 再生可能な原材料:再生可能な資源とは、生物学的再生産、自然循環プロセス、その他の積極的な作用により、人間の消費量を超える量の自己補充が可能な天然資源のことです。GRIスタンダード日本版のガイドラインに基づき、再生可能な原材料の使用比率を算出しました。

 

IT

高砂香料グループでは、以下のとおり情報セキュリティ宣言を制定しております。社内向けに情報セキュリティ規程も構築しています。

情報セキュリティ宣言

基本理念

高砂香料工業株式会社は、経営方針に基づき、下記の情報セキュリティ行動方針を設定し、維持し、改善していくことをここに宣言する。

行動方針

1.当社の事業展開において、情報資産の収集、利用および提供を行う場合、社内関連規程に照らし適正に行う。

2.情報資産への不正アクセス、情報資産の紛失、漏えい、改ざんおよび破壊などの予防ならびに是正に適切な処置を講ずる。

3.情報セキュリティ基本方針に関する法令およびその他の規範を遵守する。

4.社員に対して、情報セキュリティの重要性を認識させて、情報資産の適正な利用を行うように周知徹底を図る。

5.情報セキュリティ基本方針の遵守状況を点検・評価し定期的に監査を実施して、情報セキュリティの確保に努める。

2018年1月1日改定

紛争鉱物対応

コンゴ民主共和国およびその周辺諸国から産出される錫、タンタル、タングステン、金の一部が、武装勢力の非人道的な行為により採掘され、資金源として流通していることは、いわゆる紛争鉱物問題として人権上の大きな懸念となっています。

高砂香料グループは、この紛争鉱物問題に対しても調達上の主要課題と位置づけ、人権、環境等に配慮した調達活動をいっそう推進するために「紛争鉱物対応方針」を定めています。そして、この方針に則り、今後も取引先の皆様と協力し、懸念のある鉱物の使用回避に努めてまいります。

コンゴ民主共和国およびその周辺諸国から産出される錫、タンタル、タングステン、金の一部が、武装勢力の非人道的な行為により採掘され、資金源として流通していることは、いわゆる紛争鉱物問題として人権上の大きな懸念となっています。

高砂香料グループは、この紛争鉱物問題に対しても調達上の主要課題と位置づけ、人権、環境等に配慮した調達活動をいっそう推進するために「紛争鉱物対応方針」を定めています。そして、この方針に則り、今後も取引先の皆様と協力し、懸念のある鉱物の使用回避に努めてまいります。