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南海果工

1939年高砂香料日高工場がオレンジオイル、クエン酸の製造を目的に開設され、1952年香料事業から濃縮果汁の製造に事業転換し南海果工が創業されました。

以来60年余年当社は温暖な気候と、和歌山県の最高峰である護摩壇山を水源とする日高川の豊かで良質な水に恵まれ、また全国に知られたみかん、梅の一大産地を背景に、果汁製造工場として極めて有利な立地条件にあります。

その立地と独自のフルーツ加工技術を駆使し、果汁生産からボトリングが一環製造出来る特性を活かし、美味しさと健康の提供を通じ社会に貢献する企業を目指します。

環境負荷低減

当社では、冷蔵庫の冷凍機を空冷式に変更し消費電力を20%削減、毎月100t の節水に繋げています。
また、ボイラーヘッダーバルブにエコジャケットを着装し、熱効率5%改善を達成しました。

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冷凍機1
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冷凍機2
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柑橘搾汁残渣
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畜産の飼料原料

南海果工では、和歌山県産の柑橘類や梅の果実から搾汁を行っており、搾汁量の最も多い温州ミカンは毎年3,000トン前後の青果を果汁に加工しています。搾汁工程ではミカン果皮や梅の種等の固形の廃棄物が大量に発生しますが、果皮は飼料(有価物)として利用され、梅の種は炭化して土質改良剤としてリサイクル活用をしています。同時に搾汁工程で発生する廃水は、工場内の廃水処理施設で微生物処理を行い、所在地域の環境基準以下まで浄化し放流しますが、浄化のために汚れを食べた微生物は増殖し大量の余剰汚泥となって堆積し、産業廃棄物として有料で処理していました。
そこで南海果工では、2011年より環境負荷低減や余剰廃棄汚泥ゼロを目標とし活動を進めてまいりました。具体的な取り組みとして協力会社が開発した余剰汚泥発生抑制技術を導入し、余剰汚泥を年々減少させることに成功しました。2010年度に年間297トン発生していた余剰汚泥は、2021年度は33トン程度まで削減し、産業廃棄物処理は量とともにコスト削減にも大きく寄与する結果を得られました。
引き続き協力会社とともに、廃水処理施設の微生物環境の維持や運用に気を配り、廃棄物汚泥ゼロを実現すべく取り組んでいます。

※ 研究・製造過程でブレンドした微生物群を活用した余剰汚泥発生抑制技術

地域社会との共生

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除草作業

日高川町クリーン作戦に毎年参加し、土生川の土手除草作業を実施しています。
また、年2回献血車を招き社員・地域住民による献血活動を30年以上続けております。

歴史・文化/教育

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みかん祭

南海果工では、毎年10月に行われる全国で唯一、みかんの神様を祀る橘本神社でおこなわれる「みかん祭」に協賛しています。