Global CSR体制

CSR推進のための組織

高砂グループにおけるCSRの推進体制として、EHS、人事、調達・生産・物流、開発、品質保証がコアとなる「高砂グループCSRチーム」を発足させました。


■高砂グループCSRチーム

これらの部門がメンバーとなるCSR推進会議を定期的に開催し、情報の共有・目標進捗管理を行っております。

CSR推進会議

担当役員からのメッセージ

取締役 常務執行役員

コーポレート本部長 兼EHS Executive

山形 達哉

高砂香料グループは2018年4月に中期経営計画「One-T」を始動させました。CSRにおいては、「活動推進強化の新3カ年」と位置づけています。その企画戦略を担う部署として、「コーポレート本部」という新たな部署も設立されました。前中期経営計画である「GP-3」期間中に発足させた「高砂香料グループCSRチーム」を構成する機能(EHS、人事、サプライチェーン、研究開発、品質保証)を中心に活動のさらなる強化を図ります。

当社グループは、2002年に環境宣言を発表し、従来から環境に対する高い意識と目標を持って取り組んできました。2009年から2020年までを3カ年ごと、4フェーズに区切って策定したEHS100プランという活動計画には、CO2排出量、水消費量、廃棄物の削減や化学物質の管理・排出削減といった環境に関する具体的な項目が含まれています。その他EHS関係だけでなく、責任ある調達、人権、教育プログラム、社会との共生など社会的な課題も織り込まれており、当社グループのCSRにおける中核的な活動計画となっています。「高砂香料グループ CSRチーム」では、それぞれ従来からのグローバル機能領域の軸を生かし、目標の設定やその進捗状況、情報共有を図ってきました。当社グループの企業憲章や行動規範においては、グローバル人事の枠組みを活用し、国内外すべてのグループ拠点に周知徹底しています。また、本社からの発信だけではなく、拠点ごとに行っている社会貢献活動に関する情報なども、確実に本社に届くような仕組みが整備されています。同じような体制を各機能領域が有することにより、ビジョンや価値観を本社、国内外の事業所間で共有し、CSR活動の推進強化につなげています。

「One-T」では、注力課題の中でも特に気候変動問題、情報開示、ISO45001の取得、の3つに取り組んでまいります。気候変動問題では、TCFDの提言に沿って積極的に取り組みます。COP21で採択された気温上昇を2℃以下に抑える取り組みであるSBT認定の取得や、GHG排出量の第三者検証を導入することなどを検討しています。CO2排出量削減は従来からEHS100プランでも取り上げて取り組んできた重要テーマです。本社・安全統括本部には、日本の省エネ法の施行をきっかけに組織されたエネルギー管理の専門部隊もあり、日本の各事業所では地球温暖化対策として省エネ活動に取り組んできました。GP-3期間では、取り組みの幅を広げ、日本で培ってきたノウハウを海外グループ会社とも共有し、支援を開始しました。「One-T」では、この連携をさらに強化し、サプライチェーンも含めたスコープで、CO2排出量削減に対する取り組みをグループ一丸となって推進していきます。

次に、情報開示ですが、2018年に発行した英文サステナビリティレポートはGRIスタンダード(中核)準拠としました。これに伴い、関連情報を収集するシステムを刷新いたしました。「高砂香料グループCSRチーム」を通じて機能領域ごとに情報収集をしています。今後はさらにスコープを拡大し、情報開示の改善を図っていきます。

3つ目のISO45001取得においては、全グループでの認証取得を目指していきます。当社は、2013年の平塚工場での火災事故を教訓とし、「安全」に強い思いと決意を持って対策活動に取り組んでおります。「GP-3」期間中に具体的な指針を示すMinimum EHS Requirementsを作成し全社的な浸透を図っています。今後は、ISO45001の認証取得によりグループでの労働安全活動の一層の強化を図り、統一された仕組み・運用を整備してまいります。

「One-T」では、高砂香料グループ独自のCSR推進体制を通して、経済的活動のみならず、環境・社会的活動にもより一層注力していきます。特に、環境課題、人権問題への取り組み、労働安全、人材開発、社会貢献活動を強化し、持続的な社会の創造に貢献してまいります。

※ TCFD:2015年に金融安定理事会によって設立された、気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)のこと。