環境を守るのは、人――。そこで高砂U.S.A.では、環境だけではなく人にもやさしい経営を目指してさまざまな工夫をしています。労働安全衛生の取り組みが認められて表彰を受けるなど、成果も上がっています。
アメリカ大陸における高砂香料グループの拠点である高砂U.S.A.は、近年、EHS(環境・健康・安全)を重視した企業活動を実践しています。なかでも環境問題については重要視しており、従業員一人ひとりが紙やプラスチック、ガラスなどの分別廃棄を徹底することはもちろん、工場ではドラム缶のリサイクルにも取り組んでいます。
また、パソコンをはじめとする電子機器やバッテリー、蛍光灯などもリサイクルし、これらの廃棄物から排出される有害物質を減らす努力をしています。そして工場や研究所で不要となった化学物質はすべて信頼のおける業者に焼却処分を依頼し、土壌汚染のリスクをなくしています。
環境活動推進のためさまざまな策と対応が進んでいます
エネルギー利用や環境維持に対する意識の向上への取り組みとして、エネルギー・マネジメント・チームを発足させ、エネルギー利用や環境対策(リサイクル活動)の運用を直接行っています。
全体的な取り組みとしては、全拠点において建物管理担当者への継続的な研修を行うことにより、エネルギーや環境に対する責任感を高めています。
積極的な取り組み、社員意識の向上により省エネを推進
2009年には、電力使用量を5%、天然ガス使用量を27%削減しました。これはオフィスならびにフレグランス工場において、ボイラーや冷却装置、空調機、小型暖房機といった暖房、換気、空調関連設備の稼働を削減または適正化することによって実現されたものです。また、全拠点においてすべての照明のスイッチに省エネを促す注意書きを掲示したことも、削減効果を高めました。
脱臭ラインの延長、バイパス部の蓋の増設で 蒸気による臭気漏洩を防止。
窒素酸化物や天然ガス使用量削減のためのスチームボイラー。
高エネルギー効率エアコンプレッサー
フレーバー工場では、省エネ型の工業用スチームボイラーを新たに導入し、窒素酸化物(NOx)や天然ガス使用量の削減を実現しました。照明システムに関しては、人感センサーや光電管を組み込んだ自動制御装置を導入したほか、大規模な負荷回路を分離することにより過剰な電力消費を抑えています。
フレグランス工場では大型モーターに可変周波数駆動装置を採用したことに加え、倉庫の照明設備を改良することによって、電力使用量の削減に成功しています。
エネルギーを購入する際には、再生可能かつクリーンな技術を使ったエネルギーを買い上げている業者を選び、エネルギー業者やニュージャージー州クリーンエネルギー局とともにエネルギー計画にも参画しています。
将来に備え、新プロジェクト立ち上げの際には、エネルギー効率がよく環境にやさしい設備の導入を第一に検討します。代替エネルギーや再生可能でクリーンなエネルギー技術の将来性についても研究を進めています。
小さな工夫が大きな結果を生む結果に
天然資源の保護に関しては、電子メールシステムを利用した取り組みを行っています。すべての電子メールに、「紙を大切に。どうしても必要な場合を除いてメールの印刷は控えましょう」というメッセージが自動的に挿入され、環境問題に対する意識の向上を促します。これに加え、当社の全拠点において、環境に影響を与える発砲スチロールカップの使用を中止し、全社員に高砂のロゴマーク入りマグカップを支給しました。また節水対策として、オフィスのトイレへの節水型バルブ設置を進めています。
これからも地球温暖化防止、省エネ活動を推進していきます。
米国労働安全衛生局から表彰を受けました
従業員の労働安全衛生についてはニュージャージー州当局、米国労働安全衛生局から各種の賞をいただき、高砂U.S.A.の取り組みが高いレベルであることが証明されました。今後も地球環境と従業員にやさしい経営を目指します。