鹿島工場

清涼飲料等に使用される柑橘系エッセンスや、バニラ、スパイスといった天然物抽出液のほか、コーヒーやウーロン茶などの水抽出のアロマエキスを製造している鹿島工場。フレーバー(香料)製造工場ですが、食品の製造も行っており、ISO9001およびISO14001の認証、SQF2000(安全で高品質な食品製造規範)の認証取得で食の安全と安心をお届けしています。

鹿島工場

ISO14001の運用の中で、従業員の意識向上を図る

環境活動に関しては、ISO14001の運用の中で節電や節水などに取り組むとともに、従業員の意識向上に努めてきました。特に5S・カイゼン活動に力を入れ、「監視室の蛍光灯器具を省エネ型に更新する」「ディーゼルフォークリフトをバッテリー車に変える」など、環境に関するカイゼン活動提案書の実行により、工場の環境対応が進んでいます。効果のあったカイゼン活動はほかの工場でも展開し、相乗効果を上げています。

茨城エコ事業所として、さらなる前進を

2008年に環境に配慮した事業活動を行う「茨城エコ事業所登録制度」に認定され、エコ事業所としてさらに前進していかなくてはなりません。コーヒーかすなどの堆肥化に加え、 抽出後の廃液を効率良く濃縮する「廃液濃縮機」を新たに導入したことで、食品廃棄物を大幅に減らすことができ、2010年度もゼロ・エミッションを達成することができました。 冷暖房負荷の低減、電力のデマンドコントロールによる有効活用、通勤中のエコドライブの実施や当制度のマークが入った名刺での啓蒙活動など、エコ事業所の名に恥じないよう積極的に環境活動に取り組んでいきます。

「茨城エコ事業所登録制度」のマーク。906もの事業所が登録しています(2010年7月現在)。

「茨城エコ事業所登録制度」のマーク。906もの事業所が登録しています(2010年7月現在)。

廃棄物削減・再利用施策

コーヒーかすやウーロン茶などの残さを堆肥化し、資源循環を推進しています。

2003年に特殊肥料の生産・販売許可が下りてからは、資源循環のため、工場から大量に発生するコーヒーかすやウーロン茶の残さを堆肥化しています。近隣の農家や園芸農家、畜産農家に販売・供給され、野菜などの肥料になっているほか、松や千両畑にも利用されています。堆肥化により資源循環に努めるとともに、廃棄物としての焼却費用に比べ、9割もの費用が削減できています。

工場で発生した植物残さは、ダンプカーで取引先へ運ばれます。

工場で発生した植物残さは、ダンプカーで取引先へ運ばれます。

畑に置かれたコーヒーかす。

畑に置かれたコーヒーかす。

特殊肥料を使う園芸農家の松畑。神栖市は松・千両の生産が盛んな市でもあります。

堆肥はグリーンリーフレタスやピーマンなどの生産に使用されています。

労働安全・健康対策

品質検査用の排煙装置で健康被害を防ぎます。

品質保証室では、製品の安全・安心をお客様にお届けするため、さまざまな検査を実施していますが、近年はよりご安心いただくために検査項目が増加しています。これに対応するため、湿式スクラバーを搭載したドラフトチャンバーを、2010年4月に増設しました。有害物質を含む排煙を水で吸着し、無害化して安全性を高めるとともに、従業員の健康被害の防止、大気汚染防止に努めています。

工場で発生した植物残さは、ダンプカーで取引先へ運ばれます。

湿式スクラバーを搭載したドラフトチャンバー。

事業継続プラン

災害後の対応強化で、従業員の安全を守ります。

東日本大震災の経験から、地震による津波に備えて、隣接企業への避難経路の確保、屋上につながる外階段の設置などを進めています。その他、津波による海岸漂流物の清掃ボランティアなどにも参加しています。

工場で発生した植物残さは、ダンプカーで取引先へ運ばれます。

フェンスの一部に門扉を取り付け、隣接する工場への避難経路を確保。

畑に置かれたコーヒーかす。

東日本大地震による津波で、鹿島灘に流れ着いた漂流物の清掃ボランティアに鹿島工場の従業員が参加。

環境負荷低減の取組み

フォークリフト

フォークリフト

2009年度はLPG(液化石油ガス)フォークリフトをバッテリー車に2台入れ替え、年間約2.8トンのCO2を削減します。現在、鹿島工場にある22台のうち、21台がバッテリー車です。

廃液濃縮機

廃液濃縮機

2008年度に導入した、蒸発熱を再利用したヒートポンプ式の「廃液濃縮機」。コーヒーを抽出した後に出る廃液を濃縮し、2009年は702トンもの食品廃棄物(コーヒー廃液)を削減しました。また、従来型と比較してエネルギー効率も良く、年間258.3トンのCO2が削減できます。