高砂珈琲 磐田工場

高砂珈琲(株)磐田工場では、焙煎した豆をクラフト袋に詰めたレギュラーコーヒーと、豆から抽出したコーヒーエキスを製造しています。製品は、コーヒー飲料や乳飲料、冷菓などに使われています。コーヒーは特有の香りを放つため、工場では「臭気パトロール」を毎日実施するほか、「焙煎」「粉砕」「抽出」と各工程に合った臭気対策に取り組んでいます。

高砂珈琲 磐田工場

永遠の課題である臭気対策に取り組んでいます

焙煎工場では白金触媒で酸化させ、臭気を分解する燃焼式脱臭装置を用いています。焙煎豆の粉砕時に出る排気は、水の層に通して臭気を吸着させる「ウォ-タースクラバー」を採用。そして抽出後のコーヒーかすの排出時に出る蒸気は、水のシャワーで冷やしながら臭気を吸着させています。

2010年から2011年に、抽出粕からの排水の滴りを防止した、スクリューフィーダーの設置及びサイクロンの入替え等を行いました。これからも臭気対策に取り組み、地域に受け入れられる工場として、さまさまざまな環境対策に努めていきます。

さまざまな側面からCO2削減に取り組み中

2007年からは、「磐田市まち美化パートナー制度」に加入し、周辺道路の草むしりや側溝、河川の清掃に取り組んでいる他、環境省呼び掛けの夏至・七夕ライトダウンキャンペーンへの参加及び「ノーカーデー」の計画など、CO2排出削減も積極的に行なっています。
現在は、コーヒーかす廃棄処分ゼロを目指して奮闘中です。コーヒーかすは、特殊肥料として農家などに納入していますが、廃棄物としての処分量も多くあります。

コーヒーかす排出時に出る蒸気による臭気漏洩の防止

抽出カラムからのコーヒーかすは、3箇所で排出。かすを出荷するトラックが収納できるほどのスペースです。

抽出粕排出時の蒸気回収用ライン

抽出後のコーヒーかす排出時に出る蒸気は、脱臭ラインを通る際に散水して臭気を吸着させます。2008年には、この臭気ラインを1.6倍の全長73mとして、散水ノズルも8箇所増設して、臭気の漏洩防止を図りました。

 

工場敷地内の緑地化

工場立地法では、敷地内に一定割合(現在25%)以上の緑地などを設けることが義務付けられています。そのため、駐車場に植生ブロックを敷いたり、緑地と緑地を分断していたコンクリート部分を芝生に変えてつなげることで、敷地内に25%の緑地を確保しました。

工場敷地内の緑地化

駐車場には、定期的にメンテナンス
が必要となる芝ではなく、植生ブロッ
クを敷き、社員でクローバーの種を
蒔きました。

工場敷地内の緑地化

空き地にシロツメクサを植え、工場敷地内の緑地を推進

資源循環

抽出後のコーヒーかすは特殊肥料として、茶畑農家や野菜農家、畜産農家等に供給。3カ月~半年ほど寝かせて発酵させると、土壌改善に役立ちます。
また、コーヒー豆の内側の皮、シルバースキンも畜産農家などで再利用されている他、コーヒー生豆の入っている麻袋も、農家で草押さえなどに再利用されています。

資源循環

工場から農家などの納入先へ、毎日トラックで「豊作君」を運んでいます。

磐田市まち美化パートナー制度

磐田市の市道や河川、公園、緑地といった公共施設の美化、保全を実施する法人や団体らが登録する「磐田市まち美化パートナー制度」に、2007年より加入。年4回、美化活動や全体清掃を行い、工場周辺道路や側溝、河川、調整池の清掃に取り組んでいます。

資源循環

排気脱臭

焙煎した豆の排気は、太いダクトを通って脱臭装置へ送られます。触媒を用いて燃焼脱臭する事で、低温分解出来るため省エネにもつながっています。

排気脱臭

地下水の有効利用

水道水と井戸水の両方を利用している高砂珈琲㈱磐田工場。抽出で出る蒸気を冷やしながら臭気を吸着させた井戸水は、密閉型のスクリーンでろ過した後、希釈水タンクに一次保管さます。この水は排水処理場の希釈水として利用されます。

地下水の有効利用

臭気を吸着させた井戸水を集める排水処理施設

廃棄物の削減

日常品購入品のグリーン購入の奨励を始め、ゴミの分別を進め工場で使い古した安全靴などは収集箱に集められ、メーカー回収後は、樹脂やゴムなど素材ごとに再されています。

工場で使い古した安全靴などは収集箱に集められ、メーカー回収後は、樹脂やゴムなど素材ごとに再生されています。